もくせいのパレット

日々のことこれまでのこと:トニーさん(54さい)・奥さん(わかい)・オモチ(6さい)・チョコ(3さい)

仕事に戻るには時間がかかりそう

今週から仕事復帰の予定
・・・だった。
復帰の前に、
ちょっと顔出し兼ねて、
仕事場に行ってきた。
復帰に向けての体調確認のため、
2時間ほど仕事を手伝う。
本船から倉庫への横持ちを4回転。
1回あたり18本。
そのうち650kg ほどの巻き取りを30本。
荷台から転がして下ろした。
体力が落ちているのは自覚していた。
自覚よりも筋力がなく、
巻き取りを、
思ったように転がす事ができない。
これはやばい・・・。
力がないために、
手術あとに負担がかかり、
傷口に負荷がかかって鈍い痛みがする。
2回目に至っては、
右手首に負担がかかりすぎて、
明らかに痛い。
社長が横乗りでついているので、
誤魔化そうにも無理がある。
3回目。
筋力がなく、
手首が痛いと正直に話す。
社長からは、
「押せないな」
これは巻き取りを転がして、
仕事を1日できないなということだ。
「今月いっぱい休めな」
「筋トレして、ブルーワーカーとか持ってるだろ」
今月いっぱいは休むことになりそう。
・・・。
翌日。
社長からの電話。
筋肉痛は大丈夫か?など聞いてきて、
若くないから2日くらしたら出てくるよ。
来週末、
再度電話して、
復帰日の調整をすることになった。
翌々日。
朝、起き抜けにぎっくり腰を再発。
これか!
歳をとるという事は。
筋肉痛はないのに・・・!
そして4日間寝込む。
5日目(今日)。
朝から長男おもちを送っていく。
わずかに痛む腰に、
やり場のない怒りを覚えての朝。
登園準備にちょっともたもたしている。
時間は大丈夫で、
余裕のある時間に、
家を出た。
100m程歩いたところで、
幼稚園の帽子を被っていないことに気がつき、
黙って取りに戻る。
そして、
ぐずぐずと歩かないおもちに、
つい怒ってしまう。
「遅刻したいんか!」
八つ当たりをしてしまった。
遅刻などしないし、
全然、間に合う時間。
なぜか怒りは治らない。
ふと思い当たる事があった。
2日前から、
処方された薬を飲んでいない。
痛み止め1回あたり4錠。
咳とたんどめ1回あたり2錠。
プラス抗生剤1錠。
どの薬も症状がおさまったら、
飲まなくても良いと、
言い含められていたので、
飲むのをやめた。
痛み止めを飲むと、
腰の状態がわからなくなるからだ。
薬が抜けていってるんだ。
ちょっと気が楽になるのがわかる。
とは言っても、
怒って気分が悪いことには変わりはない。
しょんぼりと、
幼稚園の門をくぐっていく、
おもちの背中が、
寂しそうだった。
悪い事をした。
家に帰っても気分が晴れない。
5分もたたずに、
奥さんが帰ってくる。
次男のチョコを保育園に送ったのだ。
眼科の予約をいれるため電話をする。
左眼が飛蚊症になったので、
診てもらいにいくのと、
次男チョコの右眼が、
先週からうるうるして、
たまに涙がツーッと落ちるのだ。
まつ毛が長いため、
逆さまつげと思っていたのだが、
1週間も、
うるうるしてるので、
診てもらう事にした。
飛蚊症は眼底検査するため、
2時間くらいかかるとのこと。
チョコはすぐに終わるだろうという。
予約の必要はないが、
眼底検査は、
時間がかかるため、
最終診療時間の1時間前までには、
来てくださいとのこと。
奥さんは川口の図書館に、
用事があるので出かけるというので、
慌てて用意して一緒に出る。
駅で別れて眼科検診を受けにいった。
飛蚊症以外、
神経にも異常もなく大丈夫です。
飛蚊症が急激に悪化した時は、
すぐに病院に来て下さいと、
言われただけで診察は終わった。
眼底検査は瞳を大きくしての検査(散瞳検査)。
目薬をさして、
約30分。
次第に視界がぼやけてくるのだけど、
検査終了後もぼやけたままなのである。
天気の良い日に外を歩こうものなら、
世界が白くて、
漫画なんかによくある目眩のような世界を見ることになる。
今日は曇りだったので、
スキー場で新雪を見ているような感じで済んだ。
16時。
チョコを迎えにいく。
眼科にいくのを本能的に嫌がる。
何も言ってないのに、
抵抗される。
ハリボー(グミ)を渡して、
あっちに行こう。
家とは反対方向に進む。
5分ほどで、
眼科につく。
入り口はコロナ対策のために、
開け放たれている。
するっと入ってくれた。
「違うよ」
と言ってくるが、
「違わないよ」
と言い返す。
椅子に座らせて手続きをする。
保険証と医療証を受付に出して、
初めてです。
とつげる。
朝の電話のことが伝わっていたようで、
すんなりと診察をしてもらう。
診察室での人の配置が面白かった。
先生の前にチョコを膝に乗せて座ると、
先生の後ろに、
ディズニーのキラキラした音のなるステッキを右手に持ち、
アンパンマンを左手に持った看護師さんがまず一人。
チョコを膝に乗せた僕の後ろに看護師さんが一人。
狭い診察室に5人である。
診察が始まると、
看護師さんたちのテンション高い、
チョコへのプレゼンが始まった。
これは何かな?
あれは何かな?
アンパンマンだよー。
ディズニーだよー。
キラキラしてるねー。
アンパンマンみてー。
必死に気を引く看護師さんをよそに、
ちょっと呆然とするチョコ。
涙ぐましい努力の甲斐あって、
すんなりと診察は終わった。
終わった時の看護師さんの達成感は、
終わったー!っ
仕事したー!っ
そんな感じがした。
僕は傍観者だ。
診察結果は、
そんなに心配はいらないが、
注意は必要。
症状は涙道閉塞で、
状況から見て感染症によるものだと思われる。
悪化すると、
涙道に針金を通して治療する。
と痛い事を真顔で言ってきた。
・・・。
点眼で、1週間様子見ましょう。
10日して改善がない時は、
また来てくださいと言われた。
帰り道、
午前中に診察の際に点眼した薬がまだ効いていた。
長男オモチはスイミング。
帰りは奥さんとバスで帰って来た。
長い1日だった。