押し入れの襖に
ホワイトボードシートを貼ったら
大きな絵を描くようになった。
消さないで〜
写真撮って。
などと言ってくる。
先週、人らしいものを２日かけて描いていた。
個人的には伝説巨神イデオンを彷彿とさせる体に、
嫁が怖いからと消した顔が乗っている。
たしかに、夜中に顔だけ
ライトアップしても良いくらいの顔だった。
作品名は「ウルトラセブン」だった。
体の黒いラインはセブンかあ
なるほどと思った。
先日、２作目となる顔だけが完成した。
赤い色の描きかけの顔
何だと思う？
と聞かれて
ん？
わからないので完成するまで待つことに
書き進めていくうちに気がつく
いや、まさかなあ
と思う。
家にはいないキャラクターだ。
うちは奥さんも含めゲームをしない。
だからいないのだ。
赤と緑でかき分けられた２人の顔。
「マリオとルイージ」か？
何となくつぶやいた答えに
ピンポンピンポン
と正解を告げる上の子。
年中４歳の画力はここまでか
ここまでなのか！
そう思って、再度見直す。
何だろうか
この笑いたくなる気分は
頑張って描いた作品を笑うわけにはいかない！
笑わない！
上の子を褒める。
何と言っていいのか？
すごいなあ
よく描いたなあ
咄嗟に出たのは
その程度だ。
ボキャブラリーの貧困さが申し訳ない。
何か言ってあげたいけど、
墓穴を掘そうで嫌だ。
とりあえず写真は撮っておこう。
Tシャツを作ったら売れるだろうか？
後でD５００でも撮っておこう。
奥さんと相談だな。
